ご存知の方も多い内容かもしれませんが、
改めて英語の多様性を感じたので記しておこうかと思います。
ハンバーガー、美味しいですよね。
バンズにジューシーなパテが挟まって、両手でガブッと。
サイドにぜひ欲しい、細切りのジャガイモをあげたやつ、あれなんて言います?
フライドポテトって言いますよね。
あと、
薄切りのジャガイモをあげていろんなフレーバーをつけたやつ、
そう、まったり映画とか見ながら食べたいやつ、なんて言いますか?
ポテトチップスですね。
美味しいですよね。私はのりしおが好きです(誰も聞いてない)。
形状が違うけれど、両方とも揚げたジャガイモで、
それが英語になるとどうなのかって話です。
アメリカ語では
フライドポテト:fries
ポテトチップス:chips
というそうですね。
私が大学生時代留学したのはイギリスなんですが、
イギリス語では
フライドポテト:chips
ポテトチップス:crisps
と言います。
留学先の大学の学食でランチを食べると必ずchipsが山盛り付いてきて、
「残さず食べましょう」と日本で教育された私は激太りした苦い経験があります。
親の教えを守るのもほどほどにしないといけません。
さらにその前の高校生の時は夏休みの短期プログラムで
イギリスに行かせてもらったことがあり、
その際はお昼ご飯にサンドイッチとcrispsが支給されたので、
昼ごはんにポテトチップか〜! とびっくりした覚えがあります。
どうでもいいけど日本人的には子音が多くてすごく言いにくいですよね、crisps。
クリスプス。当時、発音練習した気がします。
あ、揚げたイモを一本だけ、一枚だけ食べるってことは
人間の食欲からして多分ないと思うので、
多分全部複数形だと思います。
で、時は流れて結婚した相手はオーストラリア人です。
オーストラリア英語は強いていうならイギリス英語っぽく、
フライドポテトはchipsなのは知っていました。
オーストラリアの姪っ子や甥っ子はchippies と可愛く言っていました。
あるときふと思ったんですよ。
ポテトチップは、オージーはなんていうんだろうって。
で、早速聞いてみたら
chips
っていうんですって。
はい、混乱してきましたね?(英語を学んでン10年の私は混乱してきましたよ)
オーストラリア
フライドポテト:chips
ポテトチップ:chips
です!
まとめましょう。
日本 米 英 豪
フライドポテト:fries chips chips
ポテトチップス:chips crisps chips
フライドポテトなのかポテトチップスなのかは、
コンテクストで判断するそうです。
日本語の「ごはん」が食事なのか、炊いた米なのかを
状況によって判断してるのと同じでしょうか。
イモという非常に基本的な(多くのオージーは多分食べ過ぎてる)食材を、
揚げたら一括してchipsでくくってしまうのは意外でした。
アメリカ人に言うとびっくりされますが、
日本の学校で習う英語は基本的にアメリカ語です。
がっちりアメリカ英語で基礎ができてしまった私にとって
オーストラリア英語はそれとは結構違って面白いですし
実は結婚当初は面食らう局面も多かったです。
ネタが見つかったら書いていこうかな。
以上、英語豆知識の時間でした。
Comentarios