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執筆者の写真Makiko Kaiser

アナウンスのレッスンを受講し始めました


通訳者は話す仕事です。

でも業界的に訳文以外の声のあり方について、

つまり「話す」という側面が注目されることはあまりないような気がします。

私も人並みに通訳学校というものに何学期も通いましたが、

そこでは純粋に「聞いて、訳す」ことしか習いませんでした。

もちろん「A言語で聞いて、B言語で話す」ことが通訳の根本であることは間違い無いのですが。

いざ通訳現場に出てみると、長丁場の会議や、繁忙期で案件が立て込む時期など、

「ノドが疲れてしまうな」と思うことがあり、もっと楽に喋れないものかと悩んでおりました。

通訳者が疲れるなと思っているということは、

おそらく聞いている人(お客様)にも聞き苦しい声を出しているということだと思います。

通訳は決して美声が条件という仕事ではないと思いますが、

舞台俳優やアナウンサーのように、何時間声を出しても疲れないような、

そういう声に私もなりたいと思いました。

そんな思いが下敷きにあって、探すこと数年。

ついに!通訳者むけのアナウンスレッスンをしてくれるスクールを見つけました。

コチラ

https://www.tokyoprojuku.com

普通に検索するとアナウンサーになりたい大学生向けや、

効果的にプレゼンをしたいビジネスパーソン向けのレッスンはあるけれど

通訳者のニーズにかなった講座はここ以外見つかりませんでした。

また、オンラインでレッスンしてくれるのも、ありがたいのです。

まだ第一回のレッスンを受けたばかりですが、

冒頭の自己紹介をお聞きになっただけで、

「呼吸が浅い。早口」と、スパッとご指摘くださいまして、感銘を受けました。

想像していたことですが、

「話すにはまず呼吸。

腹式呼吸をしてお腹と背中でしっかり支えること」

とご指導いただき、呼吸に大部分の時間を割いて、

「アエイオウ」とわずかに母音を練習して第一回が終わりました。

アナウンサーのレッスンというと、一般人の私は早口言葉を連想しますが、

早口言葉が言えるようになるまでにはかなり時間がかかりそうです。笑

さて無意識に話している話し方を変えるにはどうしたらいいか。

きっと日常の中で声を出すたびに気をつけるしかないだろうと思います。

少しでも改善していけるように、日々気をつけていきたいと思います。


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